商品に込めた、わたしたちの思い
印刷物をつくるとき、その仕上がりの境界を示すために、
真っ先に作成されるトンボ(英:corner mark)。
制作行程を最後まで見守りながら、
やがてすべてのトンボが仕上げの段階で断裁され、切り落とされていく。
自分がいったいなんだったのか、チラシだったのか、冊子だったのか、
はたまた伝票だったのか、カードだったのか…
それさえわからずリサイクル袋の中へ。
「そういうものよ、そういうものね。」
切りそろえられたまま、横たわる。
それを見て私たちはひらめいた。
トンボをデザインとして組み込むことを。「余分」をなくすことを。
全ての紙を意味あるアイテムへ。